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三井物産出身の実業家・山本条太郎(1867年～1936年)。
立憲政友会の政治家として、幹事長や第10代満州鉄道株式会社総裁(満鉄総裁)などを務めた。

今回、湘南邸園文化祭に際して特別公開されるのは、1978（大正7）年に建築され、今年で築100年になる山本条太郎の別荘。
長谷観音近くの桑ヶ谷の南面する約5,000坪の土地を所有し、山裾の一段高くなった場所に150坪の数寄屋建築の住宅を建設。
山本家から九鬼家に譲渡された後、宗教法人神霊教へ渡り、現状を維持したまま保存されている。
街が壊滅的な被害に遭った関東大震災以前の建物が鎌倉に現存するのは奇跡的なことであり、2016年に国の登録有形文化財に指定された。

なかなか立ち入ることの出来ない建築物と接するチャンス。
この機会をお見逃しなく。