Tweet

皆さんこんにちは、ももの葉鍼灸院の小宮です。

毎日暑い日が続きますね。

今日はそんな暑い夏をどう過ごすかで冬の体調が決まるという話です。

『冬病夏治（とうびょうかち）～冬の病いは夏に治す～』

東洋医学には、冬病夏治（とうびょうかじ）と言って、冬に現れる症状を夏のうちに治療するという考え方があります。

冬になると悪化する症状（カゼを引きやすい、喘息がでる、胃腸が弱い、膝腰が痛むなど）がある人は、夏のうちから治していくまたは予防、軽減するという考え方です。夏の間に陽の気を上げる、熱を溜めることが、冬病夏治になります。

冬は、陽気不足が原因で病気になることが多いです。夏の自然界に溢れている陽気を利用すると、冬を乗り越えられます。

この暑い夏の時期は、暑いからといって、冷たい飲み物をよく飲んでしまいます。食事も、冷たい物、食べやすいのものを多く食べがちです。

さて、このようにとても暑い時期に”鍼灸をして身体を整えることはとても良いことですが、冬病夏治は日頃の養生でもできますよ。

①クーラーで体を冷やしすぎない
②冷たい飲食物を摂り過ぎない
③過度に辛い物や油もの、生ものなどを摂りすぎない
④身体を温める食物を食べる
生姜、みょうが、ネギ、しそ、ニラ、にんにく、らっきょう、シナモン、羊肉、うなぎなど
【注意】胃腸が弱わって、消化力が落ちている時は、無理して消化が悪いものは食べない。お腹にあえせて消化できるものを食べてください。

まだまだ猛暑が続きます。

お身体に気をつけて、無理しないでください。