【内容】
日本の夏の風景にすっかり馴染んだアロハシャツ。茅ヶ崎市では夏のクールビズスタイルとして正式採用されています。
しかし、アロハシャツとはそもそもどのようなシャツなのでしょうか。どうしてハワイで生まれたのか。なぜ明るく派手なのか。日本の着物の紋様にある、龍や虎などの和柄もアロハシャツなのか。年代によって変化はあるのか。など、考えてみるとよく知らないことばかりです。
茅ヶ崎市とホノルル市・郡との姉妹都市締結5周年を記念して行われる本展覧会では、アロハシャツブランドSUN SURFのディレクターであり、世界的なアロハシャツコレクターとしても知られる小林亨一氏(東洋エンタープライズ株式会社代表取締役)の貴重なコレクションから選りすぐった、今では見る機会がほとんどない、1930年代から1950年代にかけて作られた貴重なヴィンテージアロハシャツを展示し、その魅力を伝えるとともに、ハワイの歴史、日本文化と日本人に深く関係するアロハシャツの全貌を紹介します。奇しくも今年は、アメリカの服飾文化に深く関わり、復刻にも力を注いできた、東洋エンタープライズ株式会社設立55周年にあたります。現代の服飾史の一端を紐解いていく、またとない機会になるでしょう。
<本展のみどころ>
【1】公立美術館でのアロハシャツの展示は国内初!
【2】アロハシャツの歴史に触れることができる!
【3】ヴィンテージならではの魅力を堪能!
◆東洋エンタープライズ株式会社
1965年東京都墨田区で設立。1940年代に創業した前身の会社、港商商会から始まる。第二次世界大戦後、連合国軍の占領下で進められた財閥解体によって誕生した会社のひとつで、生地などの輸出入を行っていた。戦後間もない混乱の中、米軍将校を相手とした土産物(スーベニア)として、オリエンタルな刺繍を施した土産物のジャンパー(現在では「スカジャン」と呼ばれる)を販売。港商から始まり、現在は TAILOR TOYO(テーラー東洋)の名で半世紀以上にわたってスカジャンを作り続けている。代表取締役社長の小林亨一は、世界的なヴィンテージ・アロハシャツのコレクターであり、研究家としても知られている。
◆SUN SURF
アロハシャツの黄金期とされる1930年代~1950年代。この期間に作られた、いわゆる「ヴィンテージ」と呼ばれるレーヨン製アロハシャツの再現したモデルを中心に展開するブランド「SUN SURF(サンサーフ)」は、1970年代に立ち上がった。創業から資料として収集し続けた数千着にも及ぶヴィンテージのアロハシャツを分析。「アートを着る」と言ってもいいほどプリントのデザインが主役となるアロハシャツにおいて、最大の特徴である鮮やかな発色と深みのある色合いを表現するため、抜染やオーバープリントといった当時の捺染手法を再現。いまや貴重で入手困難なヴィンテージアロハシャツの魅力をより多くの人々が楽しめるよう、各部のディテールにこだわり、数多くの名作を現代に甦らせている。
※ご来館される方は、茅ヶ崎市美術館の感染予防のための注意事項をご確認くださいませ
→http://www.chigasaki-museum.jp/files/2015/9324/8608/onegai06.pdf
開催期間 | 2020年9月12日(土) 〜 11月8日(日) |
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時間 | 10時~17時(入館は16時半まで) 【休館日】 |
場所 | 茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3 |
料金 | 一般800円(700円)、大学生600円(500円) 市内在住65歳以上400円(300円) ★アロハシャツor “ALOHAマスク茅ヶ崎”を着用の方は観覧料が100円引き(団体料金)になります! ALOHAマスク茅ヶ崎の取扱店舗や販売状況などの詳細は、美術館HPをご覧ください |
アクセス | JR「茅ケ崎」駅南口より徒歩約8分(高砂緑地内) |
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主催・協賛団体など | 【主催】公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団 【協力】東洋エンタープライズ株式会社 |
TEL | 0467-88-1177 |
お問い合わせ先 | 茅ヶ崎市美術館 |
ウェブサイトURL | http://www.chigasaki-museum.jp/exhi/2020-0912-1108/ |