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【藤沢・長後】江間 廣 作陶展 PartⅪ

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2025年6月10日(火)~29日(日)、スペース行樹にて「江間 廣 作陶展 PartⅪ」が開催されます。

-信州の焼き締め陶の―
本城土・染屋土・備前土を

謹啓
「省略化、簡略化せず、できるだけ古来の方法で取り組む」を信条に作陶しております。
宅配便やインターネットの普及により全国各地の有名陶土が簡単に手に入り、デジタルで管理された電気や灯油などの釜で焼き物ができる時代にあります。しかし、このような中にあって、地元に存在する土で、原初的な方法で焼き物作りをするということが、より大きな喜び、潤いを生み出すような気がしております。「土づくり」は、市販の陶土は一切使わず、採掘した土をすべて手作りで、また焼成は、最初から最後まで松割木のみを用いております。
14年間の会社生活を経て、備前で2年間勉強したのち、20数年前、長野県本城村(現筑北村)に穴窯を築き、作陶を続けてきました。「信州にあっては信州の土を」と当初から考えていたところ、本城村の土と出会い、その数年後、上田市の染屋土にも巡り合うことができました。試行錯誤の連続ではありましたが、それぞれの土の特性が生かされつつあると自負しております。
地元長野県筑北村本城土、上田市染屋土、岡山県備前土(平池・寒風)を用い、2つの半地下式穴窯(1号窯12m、2号窯6m)を使い分け、7~11日間かけて焼成しております。

「本城土」は、自宅工房の眼前に広がる田んぼの下、約3mから採掘した黒っぽい土です。鉄分は少なく、耐火度は大、2号窯の還元焼成で須恵器風の焼きを、1号窯の酸化焼成では、白い柔らかな器肌を求めております。
「染屋土」は、上田市の染屋台地で採掘した黄褐色の土です。収縮が大きいため、石がはぜやすく、鉄粉の塊が浮き出てきます。また鉄分が極めて多く、枯れた赤褐色が器面を覆い、また使い込むと変化の度合いが早く、とても色気のある肌となります。
この染屋土を用い、江戸中期から昭和8年まで、穴窯や登り窯で、大きな瓶などを焼いていた時期がありましたが、その後途絶え現在に至っています。現在の染屋焼きは、極めて肉厚、そのほとんどが瓶類で、袋物や陶板、そして薄手の器はありません。需要との関係もありますが、鉄分が多く、また収縮率も極めて高いため、おそらくそのような形状のものしかできなかったと考えられております。
「信州の焼き締め陶」、私だけの土「本城土」、惚れ込んだ「染屋土」を、大事に育んでいきたいと考えております。また、以前より取り組んでおります「備前土」の作品ともども、ご高覧賜り、ご批評いただければ幸いに存じます。
敬白
江間 廣

略歴
1953年 東京に生まれる
1977年 上智大学卒業
1990年 37歳、陶芸を志す
1992年 備前陶芸センター卒業
1994年 当時に半地下式穴窯(12m)を独力で築き、独立
1997-11「しぶや 黒田陶苑」にて毎年個展
1998年 半地下式穴窯(6m)を築窯
「東急本店」美術画廊にて個展
2001年 NHK「男の食彩」に掲載
2004年 「極める技 現代日本の陶芸家125人」に掲載
2005年 NHK-BS「器 夢工房」に出演
2005~19「スペース行樹」にて隔年個展
2010年 「日本橋三越本店」特選サロンにて個展
2011.14.17.20 「そごう横浜店」美術画廊にて個展
2011.13 「そごう大宮店」美術画廊にて個展
2013.16.19「池袋西部本店」アートギャラリーにて個展
各地で個展多数開催

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このイベントは終了しました

【藤沢・長後】江間 廣 作陶展 PartⅪ

開催期間 2025年6月10日(火) 〜 6月29日(日)
時間

11時~19時(月曜定休)

場所

スペース行樹

料金

観覧無料

アクセス

小田急線「長後」駅西口より徒歩約2分

TEL 0466-44-0295
お問い合わせ先

スペース行樹

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