大正から昭和への過渡期に生まれた絵本作家・かこさとし(1926-2018)。自らの戦争体験から、子どもたちが自分で考えて行動できるよう手助けをしたいとの思いを原動力に、数々の著作を生み出しました。だるまちゃんやからすの一家などのかわいい主人公たちが活躍するおはなしから、科学、歴史、芸術、社会などジャンルの広さはほぼ無限大、そのいずれもが出版年から時を経てなお読み手の心を惹きつけ続けています。
2025年は、かこさん100歳(数え)の節目の年。さらに今年は昭和100年、戦後80年、藤沢市制85周年。かこさんが私たちに遺してくれた作品をとおして、過去から現在、そして未来へと思いをめぐらせてみませんか。本展はより多くの作品に触れていただけるよう、辻堂と藤沢の2会場で開催・辻堂では「わたしたちのまち」、藤沢では「未来に伝えたいこと」とそれぞれ異なるテーマで、かこ作品の魅力にせまります。
◆藤沢市アートスペース
会期:2025年7月8日(火)~8月24日(日)
休館日:7月14日(月)、22日(火)、28日(月)、8月4日(月)、12日(火)、18日(月)
◆藤沢市民ギャラリー
会期:2025年8月6日(水)~23日(土)
休館日:8月19日(火)
◆かこさとし
1926年3月31日、福井県今立郡国高村(現越前市)に生まれる。東京大学工学部応用科学科卒業。工学博士、技術士(化学)。民間会社の研究所に勤務しながらセツルメント活動に従事。1959年『だむのおじさんたち』で絵本作家の道へ。以来、600冊以上の作品を世に送る。2008年『伝承あそび考1~4』(小峰書店)で菊池寛賞を受賞、2013年福井県越前市に「かこさとしふるさと絵本館 石石(らく・石へんに石)」開館。2018年武生中央公園(「だるまちゃん広場」など)を監修。藤沢市には1971年に転居し、2018年5月に逝去するまでを過ごした。
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開催期間 | 2025年7月8日(火) 〜 8月24日(日) |
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時間 | 10時~19時(藤沢市民ギャラリーは日曜は17時まで) いずれも入館は30分前まで |
場所 | 藤沢市アートスペース:会期 2025年7月8日(火)~8月24日(日) |
料金 | いずれも観覧無料 |
アクセス | 藤沢市アートスペース:JR「辻堂」駅東口改札北口出口から徒歩約5分 |
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主催・協賛団体など | 【主催】藤沢市 |
TEL | 0466-30-1816 |
お問い合わせ先 | 藤沢市アートスペース |
ウェブサイトURL | https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/bunka/FAS/exhibition/ex75/index.html |