9月の連休(13〜15日)の初日、小田原アリーナにて【さがしん(さがみ信用金庫)100周年フェスティバル】が開催され、そのステージイベントに小田原東高校邦楽部部員とOBが招待されました。
最初にこの話を受けて思ったことは「小田原にアリーナがあるの?」
アリーナと聞いて真っ先に思い浮かぶのは横浜。
そこでは頻繁に有名アーティストのコンサートなどが開かれている印象だったので、コンサートホールを想像していた私。
アリーナとは【体育館】のことだったのですね。
恥ずかしながら、今回知りました(^_^;)
当日、会場に入るととにかくだだっ広い空間で、「これは和楽器には不向きだわ・・」と思いました。
勿論マイクを入れてもらうように手筈を整えていましたが、ステージ上で試しに音出しさせると「あらら、音が殆ど聴こえな〜い!」
音を跳ね返す壁も無く、マイクの性能も期待出来ず、あまり音を拾ってくれません!
苦肉の策でマイクを床に直置きして楽器の下に入れ込んでみたところ(←普通はしません)案外イケる!と言うことで、何とか凌ぎました。
Adoの新時代と三木稔の三つのフェスタルバラードの2曲を演奏。
合間に現役高校生とOBのトークもはさみ、無事に30分のステージ発表を終えました。
メイン会場にはスピーカーを通して一応音が届いていたようです。
しかしステージの目の前で鑑賞して下さった方には微かな生音のみで、どちらかと言うと息の合った箏演奏の動きを見て頂いたような感じです。
関係スタッフさんの感想も「いや〜背筋が伸びていて姿勢が良いですね。」
和楽器は畳敷きの和室や板張りの音楽ホールの方が良い音色が聴けます。
野外ステージ等は苦手な訳で、不得手な環境でも成功させるには音響設備が重要だと改めて感じた出来事でした。
今回のイベントも一つの良い経験となりました。