一週間程前の10月5日(土)、山梨県の鳥沢にて平井澄子記念音楽振興会定例「秋のコンサート」が行われました。
朝9時前、JR鳥沢駅に降り立つと秋の清々しい空気いっぱいで気分も晴れやか!
演奏会場の山口邸に着くや、駆け足で楽器の準備や着物の着付けなどをメンバーで入れ替わり立ち替わり行います。
10時からは発声練習と平井楽曲「木魂婿」「新曲まんざい」を教材としたワークショップです。
今年4月20日開催した春のコンサートで新曲まんざいの鳴り物(打楽器)を習った私は、本日午後からのコンサートで成果発表をさせていただくことに!
中学時代には吹奏楽部の打楽器パートに青春の全て注いだと言っても過言ではない私ですが、和太鼓はほぼ経験が無くて「撥の当て方はこれでいいのかな・・・」とやや自信がなく、しかしながらリズムは絶対に崩すまいと真剣に練習。
リハーサル時間が押したので、三味線・語りとの合わせは出だしのみ、あとはぶっつけ本番と相成りました(^^;)
午前中はもう一曲、宮城道雄の「春の海」を10人近くの会員で合わせました。
この曲は通常、尺八と箏の2名で演奏するので「複数で弾いて合うのかしら・・・?」と半信半疑でしたが、本家の宮城会では100名近くの大演奏も行うそうで、実際10人でやってみるとそれ程乱れず演奏出来ています。
奏者側の心づもりがきちんとしていれば、合奏は整うものだな~と感じた出来事でした。
午後1時からはコンサートです。
1.春の海 宮城道雄作曲
2.新曲まんざい タカクラ テル作 平井澄子作曲
①ワークショップ(うた・語り)参加者による部分演奏発表
②服部惠美子 三味線弾き語り (笛と鳴り物)
3.木魂婿より 山唄、木こり唄、木遣り唄 平井澄子作曲
4.平井澄子の音源試聴
集まったお客さんの前で、ワークショップに参加した小学五年生・六年生の女の子がまんざいとやしょめの口上を発表してくれました。
その初々しい声に会場の皆さんが微笑んでいます。
台詞がちょっとくらい突っかかってもいいのです。まずは挑戦してくれたことに大きな拍手!
次の世代に平井先生の楽曲を繋ぐ第一歩を踏み出せたと言えましょう\(^o^)/
次に私も新曲まんざい鳴り物デビューです。
三味線弾き語りは服部惠美子さん。彼女にとっても大きなチャレンジで、一人で全て演じきるのは相当の努力を要した筈。
私は後方支援で彼女の演奏を盛り上げます。ぶっつけ本番ながら何とか大きなミス無く最後まで叩けてホッとしました。
終わってから彼女曰く「演奏中に何が起こっても、絶対に合わせてくれると信じているもの。だからそういう意味での不安は無かった。大学四年間を共に過ごした友は伊達じゃ無い!」と。
うふふ。嬉しいこと言ってくれるね。私も同感!
この日は演奏会の打ち上げも楽しんで、気分良く家路に着きました(^^)