昨日は高校の部活指導のため、神奈川県西部の松田町へ出張。
来月7日(日)に行われる高等学校日本音楽部発表会(神奈川県大会)に向けて、ホールリハーサルを行いました。

今回、小田原東高校は冷水乃栄流作曲「桜フラグメンツ 箏三重奏のための」で出場します。
冷水さんは1997年生まれ、東京藝術大学作曲科卒。同大学院修士課程に在籍されている若手作曲家です。
私は三年前、全国高等学校総合文化祭(全国大会)の場で「脆性ノスタルジア」という曲を初めて聴き、冷水さんの存在を知りました。
高校生が全国大会のステージで一心に弾いている姿は清々しく、またその演奏曲が今までにない新しい感覚の作品だったので、深く印象に残りました。
今年の春先、神奈川県大会の曲を決める際、現部員たちに合うものを・・・と考え、冷水さんの作品に挑戦することに!
メロディーを主に演奏するパートと中間を繋ぐパート、低音で主に伴奏するパートの3パート編成で、三つの楽章から成っています。
一.桜流し・・・桜の花びらが雨に流れてゆく。
ニ.忘れられた桜・・・人知れず、ひっそりと咲き誇る桜。ひらひらと花びらは静かに静かに舞い落ちる。
三.零れ桜・・・咲き満ちてこぼれ落ちる桜。
譜面はいわゆる箏譜ではなく五線譜です。

今月からは自主的に朝練も開始。高校3年間の部活動の集大成として、有終の美を飾るべく頑張っています。

インフルエンザ流行で学級閉鎖になったり、12月初めに定期テストがあったり・・・大会直前はどこの学校も綱渡り状態だと思います。
毎年それを乗り越えて大会に臨むのですから、参加する高校生たちみんなの健闘を祈らずにはいられません。