『血液循環療法』とは?
明治時代に日本で生まれ100年以上の歴史がある、格段に血液循環効果が高い指圧です。
なぜ格段に効果が高いの?
他にはない独自の指圧により、筋肉をいためずに血流だけを良くする事ができるからです。
独自の指圧とは?
一言でいうと『ジワー、パッ』です。
ジワーとは?
やさしくジワーと押していきます。指と筋肉が一体化する様に押していくので、当たりが柔らかく痛くないのに驚くほど深くまで届きます。シコリをしっかりとらえます。
誰でも表面だけなら柔らかく押せます。また痛くてもよいなら深くまで押せます。痛くないのに深くまで届かせるというのは熟練の技が求められるのです。
パッとは?
そしてしばらくとどめてから急激にパッと離します。これにより毛細血管の血流が良くなります。ここが他の指圧とは大きく違う『血液循環療法』最大の特徴となります。ここに血流アップの秘密が隠されています。
毛細血管とは?
血液は心臓→動脈→毛細血管→静脈→心臓と一方通行に流れています。そして体の細胞一つ一つに酸素と栄養を届けて二酸化炭素と老廃物を受け取っているのは毛細血管なのです。
毛細血管は髪の毛の10分の1程の太さで全身にくまなく張り巡らされています。つなぎ合わせると1人の体でなんと地球2周半の長さになります。
そんな全身の細胞との物質交換の役割を担っている毛細血管の血流を良くする事が自然治癒力を引き出す鍵になるのです。
血流アップの秘密とは?
ジワーと押す事で毛細血管の滞っていた古い血液は静脈側に押し出されます。(血流は一方通行)
そして急激にパッと離す事で今度は動脈側から酸素と栄養をたっぷり含んだ新鮮な血液が毛細血管に勢い良くどっと流れこむ事になります。
新鮮な血液を補給される事で、シコリになっていた細胞も元気を取り戻し自然治癒力がアップするのです。
一般的なマッサージとの違いは?
毛細血管は細く繊細なものです。ちまたにある様なパワフルに筋肉をもみほぐすやり方では毛細血管を壊し結果的に血流を悪くする事になります。その場だけスッキリした様に感じたとしても、実はますます筋肉を硬くしているだけなのです。
血管や筋肉をいためずに血流だけ良くする事が自然治癒力アップの王道なのです。
料理でたとえてみると
強いマッサージは味の濃い中毒性のあるジャンクフードの様なものです。強烈な刺激はドーパミン等の脳内神経伝達物質の働きを狂わせ、さらなる強い刺激でないと満足できなくなります。体の方はむしばまれているのに脳が求めてしまうのです。
それに比べて『血液循環療法』は素材で勝負する薄味料理の様なものです。強烈な刺激はないけれど心と体の深いところから喜びが湧き上がってきます。本当に良いものとはそういうものではないでしょうか?