茅ヶ崎南西部の南湖地区。鉄砲道沿いにお店を構えるカフェ「K’s forest (ケーズフォレスト)」さん。
店名の通り、木のあたたかみ溢れる店内は緑や花に彩られ、絵本に登場する可愛らしい”森”のような雰囲気。

ゆったり全16席
外から見た印象よりずっと広々としていて、窓辺の小さな丸テーブル席や公園を思わせるベンチなどちょっと気になる“特別席”も。
どこに座ろうか、席選びからワクワクしてしまいます。
飲み物メニューに並んでいるのはバラエティ豊かなハーブティー

タンポポのコーヒーはノンカフェインで後味スッキリ。フルーティーに香るエルダーフラワー、ミルクとの相性の良いカモミール、ビタミンたっぷりのハイビスカス&ローズヒップのブレンドティーなど、その日の気分で選択肢は色々!

香ばしい風味のダンデライオン(タンポポコーヒー)。HOTとICEが選べます
スイーツやカフェごはんはすべてお店手作り

カレーなのに罪悪感無し! 植物性素材だけの「野菜のカレー」
「野菜のカレー」は植物性の素材だけで作られたヘルシーなカレー。
お肉抜きでもしっかりとうまみがあるのは、ナッツがコクを出してくれているのだそう。まろやかなもったり系のルーで、ピリ辛程度の優しい辛さ。辛いのが苦手な方やお子様でもおいしくいただけると思います。

最近新たに登場したのは、人気メニューのスコーンものった「アフタヌーンティーセット」。すべてお店で手作りのスイーツはどれもおいしいのですが、特にスコーンはさっくり食感とふんわりほの甘い風味で、2個、3個と止まらなくなりそうです。
見栄えから可愛らしく、お友だちのシェアにぴったりですが、スコーンの取り合いにはご注意を。
LIVE、手話の会、紙芝居などアットホームで楽しい催し物も随時開催!
元々、カフェオープン前から南湖のお祭り「南湖みんなでやんべぇよ」や、浜見平の交流スペース「まちスポ茅ヶ崎」で行われている手話イベント等、様々な地域の活動に携わってきたという店主・増子さん。
オープンしてからもそのエネルギッシュな行動力は変わらず、同店でもワークショップ、コンサートなど、催し物が目白押し。カフェで出会った人と人との繋がりもきっかけとなり、地域のコミュニティの輪が広がる中心地となっています。
この日もまさに催し物の当日で、茅ヶ崎を中心に活動されている紙芝居・朗読グループ「Theater Witch(シアターウィッチ)」の方々によるオリジナル紙芝居が披露されました。タイトルは「ぼくの日常」。Theater Witchメンバーであり、3歳から全盲になり、茅ヶ崎で按摩・マッサージ師として治療院を営む佐藤良幸さんの日常をそのまま物語題材にした紙芝居です。

増子さんはこのTheater Witchにも、今回からの新メンバーとして参加。紙芝居を手話でサポートします。
朝起きるところから身支度、朝ごはんの準備と食事、治療院のお掃除など、佐藤さんの日常を丁寧に追う物語は、パペットの“こうちゃん”が質問役として登場したり、ウクレレの演奏があったりとエンタメ性も高いのに、学びになる事ばかり。
途中、詩も嗜むという佐藤さんによる自作の詩の朗読が挟まるのですが、これもとても美しくて胸を打ちました。お客さんも手話を勉強中という方が多く、和気あいあいとした空気が広がっています。
公演が終わり、演者も観客も入り混じってのティータイム。そこここの席で楽しそうなお喋りに花が咲いています。
突然、「こんにちは!」と元気な声と共に、ランドセルの子どもが数名、入店して来ました。
K’s forestさんのメニューにはオープン当初からずっと「ナチュラルミネラルウォーター・レモンウォーター 0円」と記載があり、これは「お散歩中やランニング中の方にちょっと一息ついてもらえたら」との思いで始めたそうなのですが、これをきっかけに、いつしか子どもたちが日常的に挨拶(そして水分補給)に訪れるようになったのだとか。
ちょうど下校時間で代わるがわるやってくる子どもたちに、その日の学校でのことなど、優しく声をかける増子さん。あまりに良い光景で、(こ、これが人情が生きている町というものか…!)と心の中で感動しきりでした。

目印ののぼりを見た子供たちには「やってますカフェ」と呼ばれているのだとか。
「森の中の公園のように、ちょっと立ち寄って安らげるような場所にしたくてカフェ始めました。お客さん達と一緒に、この森を育てて行けたら良いなと思っています」と、増子さん。
何もない日でも、何かと出会いたい日でも、優しく迎えてくれるような空間です。
k’s forest 〜HERB no cyaya〜 (ケーズフォレスト ~ハーブの茶屋~)
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(2026.4.13 Yahoo! 地域カテゴリ記事よりアーカイブ)