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2024年10月4日(金)、5日(土)、ラスカ茅ヶ崎3階正面入り口付近にて「弾いてみよう 小出のピアノ　第3弾」が開催されます。

「小出のピアノ」ものがたり
今からおよそ75年前(昭和23年)、茅ヶ崎市の一番北にある小出小学校に、地域の人たちがお芋を売って得たお金で購入したピアノがありました。
初めてピアノを使った音楽授業での子どもたちの驚きと喜びようは大変なものだったと当時の先生は語ってくださいました。そして、地域の人たちと共に「ピアノお披露目会」が開催され、小出地域に音楽の風が吹き渡りました。
しかし、時を経て、ピアノは断線したり、鍵盤が戻らなくなったりして、倉庫の奥で忘れ去られてしまいました。

平成29年3月、ほこりをかぶったピアノを見つけた校長先生が、“このまま廃棄されるのでは申し訳ない。地域の人たちのお気持ちを大切にしたい。ボロボロになったピアノを修復したい”と卒業式に集まった来賓の人たちに相談されました。

その言葉を受けて、小出地域まちぢから協議会が中心となり、ピアノを修復するために再び募金活動を開始しました。半年で目標金額に達し、一年後、見事に70年前の音がよみがえりました。

その音色と人々の想いを茅ヶ崎と周辺の多くの皆様に感じていただきたいと「駅ピアノ」を企画しました。触れてみて、弾いてみて、聴いてみてください…76年前の音を！！
そして音楽を通じて、世代を超えた文化交流が生まれることを願っております。
2日間という短い期間ですが、茅ヶ崎駅周辺に来られたおりにはぜひお立ち寄りください。
お待ちしております。
（「小出ピアノ」ものがたり　より）

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