工藤甲人(くどうこうじん、1915-2011)は青森県弘前市生まれ。上京して1934年に川端画学校日本画科に入学し、画家としての道を歩み始めます。
その後、福田豊四郎に学び、造形的にも新しい傾向を持つ日本画制作を試みますが、召集されたことで制作が中断。しかし、戦前に萌芽した造形的な実験は、戦後の制作へとつながっていきました。1950年、日本画の変革を目指した創造美術展で初入選を果たすと、以降、郷里の自然を題材に新しい日本画の創造に邁進しました。
1962年に平塚市に転居してからは、半世紀の長きにわたり同地のアトリエで制作を続けました。
北国の厳しい自然と、そこに息づく生命の輝きを詩情豊かに描き、幻想と現実が響き合う独自の世界を築き上げた工藤甲人。今回の企画展では初期から晩年までの代表作等約90点を一堂に展示し、70年に及ぶ画業を回顧します。
神奈川県内では35年ぶりとなる本格的な回顧展で、瑞々しい感性と美しい色彩の妙をお楽しみください。
平塚にアトリエを構え、半世紀の長きに渡って制作した工藤甲人の大規模な回顧展を35年ぶりに開催。「甲人」の号を名乗る前の「八甲人」時代の新出の作品を含む代表作、小下図、画材など86点を紹介します。
甲人は、巡る四季、輪廻する生命を主なモチーフとし、生と死、光と闇、夢と覚醒という対比的なテーマを画中に描き出しています。同展では、人と自然の共生をモチーフにした色面分割による造形的な作品から、自然のエネルギーを人や生きものになぞらえて、自然景と一体的に描き出すに至る過程を追います。
平塚市美術館は1991年の開館以来35年を迎え、建物の改修工事を実施します。
開館時に平塚ゆかりの代表的な作家として大規模回顧展を開催した工藤甲人を、休館前の節目として再び取り上げます。
| 時間 | 開催期間:2026年9月19日(土) 〜 11月23日(月・祝) 9時半~17時(入館は16時半まで) |
|---|---|
| 場所 | 平塚市美術館 展示室2 |
| 料金 | 一般:1000(800)円 ※( )内は20名以上の団体料金 |
| アクセス | ・JR「平塚」駅徒歩約20分 有料駐車場67台(美術館ご利用の場合90分間無料、要認証) |
|---|---|
| 主催・協賛団体など | 【主催】平塚市美術館 |
| TEL | 0463-35-2111 |
| お問い合わせ先 | 平塚市美術館 |
| ウェブサイトURL | https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/ |
| 備考 | 【関連イベント】 ◆講演会「工藤甲人 夢と覚醒のはざまに」(申込不要、先着順) ◆対談「工藤甲人先生の思い出」(申込不要、先着順) ◆学芸員によるギャラリートーク(申込不要、要観覧券) ◆対話型鑑賞会「おしゃべり美術館にあーつま~れ」(事前申込制〈先着〉、要観覧券)
【同時開催】 ■ロビー展「中嶋明希展 MY GARDEN-たねをまく―」 |