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2024/3/23(土)～2024/6/9(日)

ノルウェー国立美術館、スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館
北欧の3つの国立美術館から貴重なコレクション約70点が集結

ヨーロッパの北部をおおまかに表す北欧という区分は、一般的にノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランドの5か国を含みます。
中でもノルウェー、スウェーデン、フィンランドの3か国はヨーロッパ大陸と地続きにありながらも、北欧の気候風土のもとで独自の文化を育みました。

19世紀、ナショナリズムの興隆を背景に、それまでヨーロッパ大陸諸国の美術に範をとっていた北欧の画家たちは、母国の自然や歴史、文化に高い関心を寄るようになりました。各地の自然風景、北欧神話や民間伝承の物語が画家たちの手によって、絵画や書籍の挿絵に表されました。

本展はそうした北欧の絵画にフォーカスした、本邦初の本格的な展覧会です。
選び抜かれた約70点の作品に触れ、北欧の知られざる魅力を感じていただければ幸いです。

【みどころのご紹介】

1.本邦初、北欧の絵画にフォーカスした本格的な展覧会
北欧3か国を代表する画家たちをご紹介。ノルウェーからはムンクに加えて、森にすむ動物や怪物の登場するおとぎ話の世界を描いたテオドール・キッテルセン、スウェーデンからは北欧で最も重要な劇作家・作家のアウグスト・ストリンドバリによる絵画が出品されます。

2.北欧はおしゃれな家具やデザインだけじゃない
北欧のシンプルで機能的な家具や、可愛らしいデザインの雑貨や服は、日本でも広く知られています。
本展ではこうしたこれまでのイメージとは異なる、19世紀以降の北欧特有の雄大な自然風景、神話と土地に伝わる民話を主題とした北欧3か国独自の絵画を通じて、北欧のまた違った一面、違った魅力をご紹介します。

3.都会の中の別世界(ファンタジー)
ヨーロッパの強国に対峙して社会的・文化的な独自性を追求した北欧諸国の超克の歴史は、特徴的な自然風景や気候を描いた北欧ロマン主義絵画の背景を形作っています。
広大な山々や荘厳な滝、流氷の漂う海、白夜・極夜の下の神秘的な光景、そして北欧神話や民間伝承は、文学やファンタジー映画、アニメ、RPGゲームのイメージソースとしても頻繁に取り上げられています。
超高層ビルの裾野、新宿の喧騒を抜けた美術館で、北欧の神秘的な世界に触れる機会となるでしょう。

※画像写真の無断転載を禁じます

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