開港場であり居留地のあった横浜は、明治期には陶磁器の一大生産地であり、眞葛焼に代表される「横浜焼」の精巧な細工や意匠は欧米の人々を驚かせます。
またこの地では、洋家具をもとにした和洋折衷で輸出用の彫刻家具が制作されます。
時代が変わっても、優れた技術を伴いつつ強烈な個性と芸術性をもつ作品は、人々を魅了してきました。
明治から昭和初期にかけて、高橋由一、岸田劉生、河野通勢らを始めとした鬼気迫るような油彩画はその好例といえるでしょう。
今日においても自らの表現を突き詰める現代作家による多彩な注目すべき試みを見ることができます。
本展では、日本の近代から現代における細密表現をキーワードにして、「江戸・明治の工芸」、「近代絵画」、そして「現代美術」という幅広いジャンルから選りすぐった作品約100 点をご紹介致します。
驚くほど繊細で緻密な細工や描写を心行くまで鑑賞いただくと共に、その表現の多様性にもご注目ください。
明治期、横浜で作られていた「眞葛焼」はその精巧な細工や意匠が欧米の人々を驚かせました。
また、横浜では洋家具をもとにして龍や松竹梅、鳳凰などの精密な彫刻を施した和洋折衷の彫刻家具も制作されていました。
本展では眞葛焼を含む「横浜焼」を約20点、現在日本にはほとんど残っていない貴重な横浜彫刻家具を4点ご紹介します。
明治から昭和初期にかけて描かれた迫真的で緻密な洋画、日本画をご紹介します。
洋画では高橋由一、岸田劉生、河野通勢らを、日本画では竹内栖鳳、小茂田青樹らを展示致します。
ガラス、アクリル、木など様々な素材を用いて絵画、立体を制作している現代作家の独自の細密表現をご覧いただきます。
☆とことこ湘南プレゼント☆
「驚異の細密表現展 ―江戸・明治の工芸から現代アートまで―」の無料観覧券を10組20名様へプレゼント!!
※応募締切4/25(木)ご応募は締め切りました。沢山のご応募ありがとうございました!
開催期間 | 2024年4月20日(土) 〜 6月23日(日) |
---|---|
時間 | 10時~18時 |
場所 | 横須賀美術館 (神奈川県横須賀市鴨居4-1) |
料金 | 一般 1,300(1,040)円 ※( )内は20名以上の団体料金 |
アクセス | 【鎌倉・藤沢など神奈川県西部からお越しの場合】 【東京・横浜方面からお越しの場合】 |
---|---|
主催・協賛団体など | 主催:横須賀美術館 |
TEL | 046-845-1211 |
お問い合わせ先 | 横須賀美術館(代表) |
ウェブサイトURL | https://www.yokosuka-moa.jp/ |
備考 | 【関連イベント】 ◆ボランティアによるギャラリートーク |