2025年8月17日(日)、善行公民館(善行市民センター)で善行雑学大学第316回講座を開催。
講師:伊東一美氏 (鎌倉考古学研究所理事)
千宗旦(せんのそうたん)、利休の孫として戦国末期から近世初頭に生きた茶人である。
秀代氏の聚楽第における「お成りの茶事」にも喝食宗旦は利休の手伝いとして出ていた。
自害直前の祖父に大徳寺門前で挨拶したのが、14歳の彼の心に深く刻まれていったはずである。
父の小庵もまた会津で不遇な生活を余儀なくされた。
宗旦から息子等に出した手紙240通が表千家不審庵に伝わっている。
先妻妙宗の小宗拙、宗守、後妻宋見の子宗左・宗室への、くどい程の心配をする記述は、「親」とは何か、ということを考えさせられる。
また宗旦の多彩な交友の軌跡を知ることもできる。
宗旦の家族への想いとその行動力の発露と言える。
人との「縁」が今に繋がる「三千家」を生み出した所以なのである。
【善行雑学大学とは…】
1999年6月に開講。生涯学習の機会を不特定多数の市民に広く提供する、市民による常設の生涯学習講座です。
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開催日 | 2025年9月21日(日) |
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時間 | 14時~16時(開場13時半) |
場所 | 善行公民館(善行市民センター) 3F 多目的ホール |
料金 | 資料代500円 |
アクセス | 小田急線善行駅西口徒歩3分 |
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主催・協賛団体など | 主催/善行雑学大学 |
TEL | 090-7251-3232 |
お問い合わせ先 | 善行雑学大学 片岡信弘さん ※新型コロナウイルス対策を講じた上で実施します |
ウェブサイトURL | https://zengyo-zatsugaku.jimdofree.com/ |
備考 | 【次回のお知らせ】 |