入荷したすべての生豆は、酸素や湿気から守るため、速やかに脱酸素剤封入包装にして低温貯蔵庫(または24時間空調室)の中で保管します。
通常は1バッチ分(650g)ずつに小分けしますが、ドリップバッグコーヒー用原料豆については、半日で10バッチ (6.5kg) の焙煎を行うため、2.167kg ずつに分けています。
2.167kgとはキリの悪い数字ですが、3袋でちょうど 6.5kgになるように計算した結果です。
包装材料は脱酸素剤対応のガスバリア性の高いものを使用します。
包装開封後、脱酸素剤は使い捨てのため廃棄となりますが、包装材料は問題が無ければ再利用します(コスト削減のため)。
若し、包装材料にピンホール等の問題がある場合は、脱酸素剤を封入して熱シールしても「減圧現象*¹」が起こらないため一目瞭然で判別できます。
*¹ 空気中に存在する約21%の酸素は脱酸素剤によって除去されるため、気密袋内ガス量が減少し、真空包装や脱気包装のような外観を呈する現象。
<低温貯蔵庫内> 650gずつに小分け。(主にジャマイカ産とイエメン産の生豆を保管、一部他銘柄もあり。)
<24時間空調室内> 各銘柄とも650gずつに小分け。
<24時間空調室内> ドリップバッグコーヒー用原料豆 2.167kgずつ脱酸素剤封入包装。右側:エルサルバドル産生豆36袋(78kg分)、左側:ブラジル産生豆17袋(約37kg分)