先週は熱海の料亭旅館にて、挙式BGM演奏のお仕事がありました。
人前結婚式を挙げるお二人は海外の方。
箏演奏依頼が来たのは昨年11月で、この時は日時と場所を聞いただけ。
挙式の詳細連絡は今年の4月の上旬でした。
4月(つまり先月)は目が回るほど予定が立て込んでいて、とにかく心の余裕が無かった時です。
ウェディングプランナーさんからの連絡に青ざめた私・・・(>_<)
お二人からのリクエスト曲
1.「Can’t Help Falling in Love」 エルヴィス・プレスリー
2.「パッヘルベルのカノン」
3.映画 君の名はより「SPARKLE」
4.「Rivers Flows in You」 Yiruma (韓国のピアニスト)
5.映画 菊次郎の夏メインテーマ「Summer」
カノンとSummer以外、知らない曲!
恐らく公刊譜は出ていません。
参考に送られて来た動画では、若い箏プレイヤーが一人で演奏しています。
でも耳を澄まして聴くと、3パートを重ね録りしているのがわかります。
「うわ~!これは大変なことになりそうだぞ・・・」
『リクエスト曲をソロ演奏にすると、参考動画より音数が減るのでかなりシンプルな印象、或いはイメージ違いになる可能性があります。お二人のご期待に添えるかどうか心配です。』と返信してみます。
(曲変更をしてくれたらいいなと、僅かな期待を込めて。)
しかし、ウェディングプランナーさんからは「シンプルでいいので宜しく!」の返事でした・・・(^^;)
と言うわけで4月中ずっと「編曲せねば!」との思いが頭の片隅にあり悶々とした気持ちになりつつも、器用で無い私はコンサートを一つ一つ終え、5月の連休に入ってようやく編曲に着手。
思っていたよりも譜面起こしは難航しませんでしたが、西洋音階の新曲を箏で弾くのはそう簡単ではありません。
しかもBGM演奏は弾き始めと弾き終わりのタイミングがはっきり決まっていないので、臨機応変な対応が求められます。
不慣れな曲であるが故、練習中も大丈夫かな~?うまく行くかな~?と不安が脳裏をかすめます。

当日は指定された時間よりも1時間早く会場入りし、マイクチェックも済ませ、曲ごとの調絃の糸印も入念に確認。
あとはなるようになれと腹を決めます。
アジア人カップルですが、式はオールイングリッシュで進行。
耳を澄まして英語を聞きつつ【迎賓、新郎・グルームズマン・ブライズメイド入場、フラワーボーイ・新婦入場、近いの言葉、指輪の交換、立会人からの問いかけ、ウェディングキス、賛同の拍手、新郎新婦退場】各場面において曲を演奏。
大きなミス無く一通り済ませてホッとしました。
見ず知らずのお二人の人生最高の時に立ち会い、式の途中で花嫁さんの言葉にちょっぴりうるっと来たり・・・。
箏演奏でハレの日を祝福できるなんて、幸せな仕事ですね。(心労も報われました(^^)