おはようございます。湘南整体の上村です。
今年の梅雨はかなり早く開ける予報が出ていたのですが、なかなか開けそうにありませんね。少し遅いのですが、整体法で観る「梅雨時の体」についてお伝えします。
・梅雨時の症状
体が重怠い、風邪ではないのに咳が続く、耳鳴り、足腰が重い、ふくらはぎや足指・土踏まずが攣(つ)る、膀胱炎、等々。
実はこれらの症状は、梅雨時によく現れる現象です。
・原因は雨期による湿度
冬から春を迎え、さらに夏に向かっていく体は、気温が少しずつ上がっていくのに合わせて、毛穴を広げて発汗が促されてきます。体も緩んできて、熱い夏に備えてくるのですが、その気候変動に待ったをかけるのが梅雨という雨期です。
・発汗作業の滞り
どんよりとした日や雨の日が長く続き、非常に湿度の高い状況となるため、体温調整としての発汗作業がうまくいかず、体に水分が残ってしまうため、まるで乾きの悪い部屋干しの洗濯物のような感じで、重怠さが出てきます。
・喘息のような咳が続く
この時、整体法では胸椎5番を確認します。ここは汗の出に関係してくるため、この椎骨の動きが鈍いと発汗作業がうまくいきません。
毛穴が塞がれ気味なので、いわゆる皮膚呼吸にも影響が及んできます。そうなると、上体が前にかぶり、胸部を圧迫してくることになり、喘息のような咳が続くのはこうしたことの現れです。
・梅雨時の姿勢が耳鳴りを引き起こす
また、こうした姿勢になると頸椎にも影響を与え、特に耳に関係する頸椎4番を圧迫してくるため、耳鳴りなどのトラブル現象を引き起こすことになってきます。