5月5日は「端午の節句」。
男の子の成長と幸せを願う、祝い行事だ。
武者人形を飾り、空には鯉のぼりを泳がせ、
ちまきや柏餅をいただく。
1948年に「こどもの日」として定められ、
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかる」
国民の祝日となった。
小さい頃、「鯉のぼりが欲しい!」と
母におねだりしたことを覚えている。
勿論そんなことは叶うわけがなく、
この季節になると鯉のぼりを探して観に行っていた。
そんな記憶があるからか、
息子が生まれ、やっと堂々と鯉のぼりを飾れるようになった。
そもそも鯉のぼりとは、
古くはのぼりや吹き流しは平安時代の源氏の白旗、
平氏の赤旗のような軍の目印だったものが
端午の節句に取り入れられたようだ。
江戸時代に入って一般の人々が、
鯉の形でのぼりを作ったのが鯉のぼりの始まり。
「鯉は天に昇って龍になる」という中国の伝説から、
男の子がたくましく強く育つようにと願い飾られた。
5月に入ると、2階のベランダに取り付ける器具を設置し、
朝から鯉を吊るし飾る。
夕方、取り込む。
そんなことを何年もやってきたが。
はて、この鯉のぼりはこどもが何歳まで飾るのか…。
一般的には10歳前後で小学生の時分は飾り、
中学生ごろになると飾らなくなってしまう家が多いようだ。
検索すると、
決まりはないという。
七五三や昔の成人である15歳、
現代の成人年齢の18歳、20歳など
節目の時期を目安にする方が多いようだ。
さてさて、我が家はいつまで飾るのか…。
残念ながら今年は外出が多く飾れなかった。
こんな風に飾らなくなってしまうのか…。
菖蒲湯につかりながら「来年こそは飾る!」と心に決め、
家族の健康を祈う5月5日となった。(m)