4月19日(日)、やや肌寒い朝5時に起床。
今日の演奏会場は山梨県。
私の住む茅ヶ崎からは「遠い」イメージですが、ここ数年で通い慣れて来ました。
朝9時には現地に到着し、いそいそと楽器の準備です。
今日はスペシャルな一日になります。
私の尊敬してやまない平井澄子先生が「一番気に入っていた」と聞くお三味線を弾かせて頂きます。
かつて先生の舞台を何度も拝聴した際、客席から見ていたあの楽器を私が弾けるなんて夢のようです。
師匠の津下先生からも聞いていましたが、確かに胴がやや大ぶりで持ってみるとどっしりした感じがします。
そして糸巻きは象牙ではなく、あえて黒檀を使用。
恐る恐る鳴らしてみますと、深い音がします。
しかしそれをじっくり味わうだけの時間は許させず、次から次へ楽器の準備とリハーサルです。
お昼休憩を挟み、午後から2026年度の総会(昨年度の活動報告や会計報告)を行った後、演奏会がスタートしました。
ゲストの川村京子先生(山田流箏曲、唄)、福原道子先生(笛)、伊和家暁美先生(小鼓、鳴物)のお三方の演奏に始まり、続く会員総出の「をさない日」「君が愛せし」では女声二部・男声の合唱、鍵盤ハーモニカ、箏、鏧、鈴による合奏で場が一気に温まりました。
をさない日は 水がもの言う日
木がそだてば そだつひびきが聞こゆる日
をさない日は 水がもの言う日 (八木重吉)
自分の幼少期を思い出し、或いは幼子を見つめる側の視点で歌ってもいい、私の大好きな一曲です。
「やっぱり人の声(うた声や語る声)っていいわね~」と直ぐさま客席からの反応がありました。
日本語の歌詞をそのまま素直な声で歌うことは本人も聴き手も気持ちがよく、満足感が得られるようです。
さてその後は、先日早稲田で下合わせをした「初恋」「砧」「あいびき」「牡丹」の四曲を演奏。

特に苦労した能管と三絃が重なる「砧」は、「今日が一番良かった!」と福原先生が言って下さいました。
能管との共演は人生初、そして平井先生の愛用楽器を弾かせて頂いたことは大変貴重な体験です。
素敵な先生方との出会い、そして新たな気づきがありました。
この会は私自身の成長の場となっています。