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緊張の下合わせ

投稿日:2026年4月16日
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4月19日(日)は(一社)平井澄子記念音楽振興会第16回演奏会が山梨県大月市で行われます。

今回はゲスト三名をお迎えし、会員共々演奏するプログラムとなりました。

1.荒城の月・さくら・うれしいひなまつり(六段にのせて)

2.平井澄子「愛の世界」より

(1)をさない日・君が愛せし

(2)初恋や

(3)砧

3.綾蘭笠 寶山左衛門作曲

4.平井澄子小品集より

(1)六騎

(2)あいびき

(3)牡丹

5.乱輪舌 八橋検校作曲

6.三輪の歌垣 寶山左衛門作曲

7.夕やけこやけ 平井澄子編曲

プログラム中、初恋や、砧、あいびき、牡丹の四曲を私は担当させていただきます。

唄と箏の川村京子先生は東京藝大山田流卒業、国内外での様々な演奏会でご活躍されている方。

笛の福原道子先生は寶山左衛門先生のご息女。

小鼓の伊和家暁美先生はお家元。

↓ 八代将軍吉宗の時代に作られた小鼓!

このビッグなお三方とは初めてお会いします。

都内某所、川村先生のご自宅兼お稽古場はモダンな建築で、和洋のしつらえがセンス良く合わさり静かで落ち着く素敵な空間。

初恋や、あいびき、牡丹の三曲は過去に演奏会で弾いた経験ありですが、砧は初挑戦です。

この曲は細棹三味線と地唄三絃の二パート、唄も二パート、それに能管が入る形で作曲されていますが、今回、唄は川村先生お一人、三味線も私一人での演奏となります。

これがなかなかな苦戦を強いられました。曲は能管のあしらいが静かに流れ、適当に見計らって細棹三味線パートが加わるのですが、どこで弾き始めて良いかがわからない!

「どこでもいいのよ」と福原先生は仰るものの、様子を探り探り弾き始めると何かしっくりきていない感じが残ります。

どうやら笛の定石というものがあるようなのです。

「邦楽」と一口に言っても、そのジャンルは多岐に渡ります。

私が知っていると自信をもって言えるのは生田流箏曲、地唄三絃のことだけ。

お囃子の能管や篠笛の音は何度も聞いたことはありつつも、深いところまではわかっていなかったのです。

また、山田生田と二分される箏曲の世界ですが、山田がどちらかというと古典的で、奏者も笛や鼓などのことも心得ておられるような気がします。

思えば作曲者、平井澄子先生は山田流箏曲の母上の元に育ち、16歳で生田流の宮城道雄に師事。東京藝大では能の宝生流を専攻し女流能楽師の先駆けとなり、その後も新内節、富本節も習得され、インド、モンゴルの唄やグレゴリオ聖歌等々、多方面の音楽を知っておられた方。

私の場合は中学、高校の吹奏楽部の音楽経験が今の自分の糧になっており、洋楽器とのコラボの方がまだやりやすいと言えましょう。

砧の演奏から、幅広い知識や経験が必要なのだな〜と改めて気付かされました。

初対面の私を気さくに受け入れて下さった先生方の懐の深さに感激!

本番はあと数日後。頑張ります!

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