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痛みを抑える基本『圧迫抑制』

投稿日:2023年5月24日
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痛いところに鍼!そして指圧!お灸!では単純すぎる、という昨今の風潮。

だから難解な調整や矯正が根強い人気なんですけど、痛い場所を触らず、見ずして治療する方法などない、と私は考えています。

痛みの場所が重度の骨折や捻挫、出血を起こしていたら触らない方がいいですよ💦

でもよっぽどのことがない限り、患部はキチンと確認すべき☝️遠隔や調整、全体を見る治療だけでは治りはかなり遅くなります。下手したら、患部はその間に自然治癒した可能性もあり、果たして手技で治ったのか?真相は闇の中です。

痛いところを押す意味

指圧やマッサージ、鍼灸治療は患部に直に刺激を入れることができます。これに何の意味があるかというと『圧迫抑制』という人間の体に備わっている自然の反応を利用するということ。

痛いところを押さえると、一時的に血流が抑えられるので痛みの緩和になるのです。『手当て』と呼ばれるのはこのため。

鍼治療はさらに神経の伝達を上手く使って痛みの緩和をしますが、これですら基本は患部に直に刺激を入れて回復を促す、自然治癒を利用した療法です。

置鍼やお灸は患部をあえて傷つけて、白血球を集めて治すという方法です。美容鍼も同じ。

痛いところを押さえて離すと、次はポンプ作用で血流が良くなります。

結局、治療は『血流』を良くしてナンボ。最初は押さえて痛みを緩和しても、最終的には血流を良くしないと傷は治らないということです。

でも、何もしなくても治る

ウイルス性疾患や難病でもなければ、全ての傷はいずれ治ります。その傷がキレイに治るか否かが、治療を施したかどうかに関わってきます。

キレイに治ればほぼ怪我前の元の生活が送れるようになります。キレイに治らなければいつまでも足を引きずったり、庇わなければいけない可能性が高くなります。

だからこそ、早く治してしまった方が良い。

長患いすることで本来関係ないところまで影響を受けてしまうからです。

ちなみに指関節、踵など細かすぎるパーツを痛めた時はお灸がオススメ。鍼が打ちにくい場所、打たれたくない場所はお灸をすれば鍼と同じ効果を得られます。

関節部分、小さすぎる場所はマッサージや指圧もしにくいので、ますます小回りの利くお灸がいいですね♫

これをやれば治る、というよりこれを使って治す

なんでもかんでも鍼が効き、マッサージや指圧は安直だから治らない、かというとそうではありません。

狭すぎる場所にはお灸を使う、というように『圧迫抑制』『血流改善』の手段として鍼灸マッサージを使います。

見立てと道具が間違っていなければ、キチンと治ります。

私も資格を取った当初は『どこかに答えがあるもの』と思っていました。痛めた場所を治すツボがどこかにあって、そこに鍼を刺せば治るのだと。私は未熟だからそれを知らないだけだ、と。でも、それは大きな間違い。

まずは体の持ち主である患者さんの声を聞く。状態を確認して処置を決める、原因を探り、対策を練る、体の使い方を学ぶことで傷は治っていくんですね

圧迫抑制を施すことは基本中の基本。傷を見つけられるか?触ることができるか?患者さんや傷と正面から向き合えるか?施術者の胆力が問われるところです。

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〜リラクゼーションと鍼灸あん摩マッサージの家〜しろたえ
リラクゼーション整体・カイロ

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定休日:不定休