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【とこ湘Blog】浜降祭2023

投稿日:2023年7月17日
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夜中2時ごろ空砲が聞こえた。
きっとそのころ各神社からの宮出しが始まったのだろう。
浜降祭は7月の「海の日」に寒川・茅ヶ崎の神社から
約40基の御輿が茅ヶ崎西浜海岸に集結する。
以前は7月15日だったが、
担ぎ手の人員を増やすため等の関係で
近年は7月の「海の日」に行われている。
ここ数年はコロナの影響で中止となっていた。
4年ぶりの待ちに待った開催だ。
2,30年前に私も担いだことがある。
御輿の担ぎ棒にぶら下がっていたことや、
花棒を担がせてもらったこと…いろいろ思い出す。
もちろん今は観客として楽しませてもらっている。
茅ヶ崎の最大のお祭りだ。

浜降祭にはいくつか諸説があるが、
1840年ごろ、相模の6社が集う「国府祭」に
寒川神社の御輿が渡御した帰り道、
参加していた氏子たちが争いを起こし、
相模川に御輿が落ちて行方不明となってしまった。
数日後、南湖の網元がご神体を発見し、
寒川神社へ届けてくれたことが起源のようだ。
そこから寒川神社の御輿が
南湖の浜で禊をするようになり、
今ではこども御輿も含め約40基ほどが
集結するようになったとのこと。

昨夜から気もソワソワしていた。
朝4時半ごろ犬の散歩を済ませ、
御輿の集結に合わせて海岸へ。
西浜のずいぶん手前から多くの自転車が停められていた。
「どっこい、どっこい」の掛け声が
心臓がバクバクと音をたて始めた。
鈴の音が「シャン シャン」とリズミカルに鳴り響く。
遠くからちょうど海岸線を渡ったばかりの御輿が見えてきた。

海岸にはすでに多くの御輿が到着していた。
まだ所定の場所に収まらず、
海岸で練り歩く御輿たち。


最後の御輿を待っているのだろう。
仲間を待ち侘びるような「どっこい」の音色。

そしてそれを見守る多くの観客にびっくりだ。
久しぶりにこんなたくさんの人を見た気がする。

最後の御輿が浜に設置された笹で作った鳥居をくぐった。
大歓声がいつまでも続いていた。

夏の到来を告げる茅ヶ崎の祭り。
担ぎ手の皆様、祭りに携わってくださった皆様、
本当にお疲れ様でした。
感動をありがとうございました。(m)

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